【魔女の旅々】ぶどうをふみふみするのはそう、私です!アニメ7話の感想
どうもLibraです。
今回は7話の感想です。「旅人が刻む壁」「ぶどう踏みの少女」の2部構成となっていて、特に原作3巻の中でもクセの強い話である「ぶどう踏みの少女」が見所ですね。「旅人が刻む壁」もサヤさんが暴走する愉快な?回なので結論、全部面白いです。
アニメ7話あらすじ
【旅人が刻む壁】
『ニケの冒険譚』第五巻より抜粋
ニケはある国にやってきました。この国の右側と左側は仲が悪く、国の中央に壁を築き上げ、互いに関わりをもたないようにしていました。
ニケはそれぞれの国の役人から「この壁があちら側よりも優れていると証明するにはどうしたら良いか」と相談されます。するとニケはナイフで壁に文字を刻み、「この国を訪れた旅人に文字を刻んでもらうの。壁に刻まれた文字が多いほど、壁のこちら側の素晴らしさがより顕著になるわ」と言いました。
以降、その国の右側と左側では訪れた旅人に、壁に文字を刻んでもらう風習が定着したそうでした。
魔法統括協会への依頼
壁に文字を刻むようになって十数年たった今、流行りは廃れ、新たに壁に文字を刻む旅人は少なくなってきました。廃れ始めた壁の活気を取り戻すため、役人は魔法統括協会に依頼を出し魔女と相談することにしました。
サヤさんの暴走が止まらない
依頼でこの国へやってきたのはそう、我らが百合炭の魔女サヤさんでした。サヤさんはイレイナへの愛情を一心不乱に壁に刻むとともに、「旅人だけでなく、この国の人も自由に好きなことを好きなだけ書いてみてはどうです?」と言うのでした。(ちなみにアニメでのサヤさんの暴走はまだマイルドな方で、小説でのサヤさんはもっと過激な暴走っぷりでした笑)
その後イレイナがこの国を訪れると
ニケの冒険譚の聖地巡礼ができると、この国を訪れる機会を楽しみにしていたイレイナでしたが、取り壊されている壁を目の当たりにして度肝を抜かれました。
旅の恥は書き捨て、しかし国民にはそうでなかった
国民が好きなように壁に文字を刻んで行った結果、それは捨て去ることのできない恥ずかしい過去となり壁に残るのでした。それに耐えかねた国民たちによって壁は取り壊され、今に至ります。
観光地としての価値を失いましたが、国の右側と左側は和解し国は統一されました。国は旅人ではなく、そこに住う人たちのためにあるべきなので、壁がなくなって良かったのかも...と思うイレイナなのでした。
【ぶどう踏みの少女】
ぶどう投げ祭りのルーツ
あるところにぶどう酒で有名な村がありました。 その村ではぶどうの収穫時期になるとぶどう投げ祭りなる奇妙な催しが毎年開催されていて、それは昔、村に訪れた一人の旅の魔女がきっかけとなって始まったのでした。
こっちの村に訪れたイレイナ
初めてのお酒なら美味しいものを飲みたいと思い、ぶどう酒で有名なこっちの村に訪れたイレイナ。しかし、同じくぶどう酒で有名なあっちの村では、ローズマリーちゃんがふみふみした(フェチズムをくすぐる)ぶどう酒で、ぐんぐん売り上げを伸ばしており、こっちの村は窮地に立たされているのでした。
ぶどうをふみふみすることになったのはそう、私です
村長さんに半ば強引にぶどう踏みの乙女をやらされそうになったイレイナ。初めは断るつもりでしたが、こっちの村を通りかかったローズマリーちゃんに煽られ、ぶどうをふみふみすることに。憎悪と苛立ちを込めて日が暮れるまでぶどうをふみふみしました。
これもう訴訟ものの事案ですよ
実際にぶどうをふみふみしてイレイナは気付きました。何百・何千本と売れているぶどう酒の製造をローズマリーちゃん一人で賄っているのはおかしいです。あっちの村のぶどう酒の製造現場をこっそり覗いてみると、案の定、ぶどうをふみふみしていたのはローズマリーちゃんではなく屈強な男たちでした。
初めてお酒を飲んだ経験
産地偽造していたことがバレて、あっちの村とこっちの村はぶどうを投げ合う大喧嘩を始めました。その脇でぶどう酒に口をつけていたイレイナはベロベロに酔っ払ってしまい、その場にいた者全員にぶどうの弾丸を浴びせました。
村人たちは全員気を失ってしまい、目が覚める頃にはもうイレイナの姿はありませんでした。
全体を通しての感想
どちらも仲の悪い二つの国が一つになる話でしたが、それぞれが別々の味を出していて面白かったですね。
旅人の刻む壁ではニケの声が(何気に)初お披露目されましたが、CVがイレイナママと同じでしたね(気付いた人いるかな)。ちなみに小説ではニケが一度この国を訪れた後、弟子時代のフラン先生と一緒にこの国を再度訪れていますが、アニメでは描かれませんでした。少し残念(^^;)
ぶどう踏みの少女ではラストに驚かせられました。こっちの村の村長が何気にローズマリーちゃんと結婚(?)しているようで「いい感じに熟したの。いつになってもそそるわい」とか言い出して笑ってしましましたね。小説では(たしか)結婚してなかったと思います。コメディ要素100%かと思いきや、ほんの少しいい話っぽい構成になったと感じました。
ギャラリー
さいごに
今週も面白かったですね。それは間違い無いんですけど今回は私、言いたいことが2つあります!
まず1つ目、なんで「私です」言わないんですか!小説でも「私です」の台詞がある回は半々くらいなので、小説で言ってなければアニメでも言わないという形に違和感なかったのですが、今回のエピソードは両方とも「私です」あったじゃないですか!言いましょうよ!てか言ってください(切実)
次に2つ目、2巻の内容少なすぎじゃないですか?前回の「正直者の国」しかほぼアニメ化されてないんですけど...。1巻の網羅性が良かっただけに少し残念ですね。どの巻の内容でも面白い話をアニメ化してくれる分には大歓迎なんですけど、2巻の内容を楽しみにしていた節もありうーん...て感じですね。今後の展開がどうなるかわかりませんが、2巻に戻ってくることもあり得る(かな?)かもしれないので、次回に期待しましょう。
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
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【魔女の旅々】魔女トリオによる漫才回!アニメ第6話の感想
どうもLibraです。
今回は第6話の感想です。サヤさん再登場ということで、百合百合な漫才が展開されるコメディ回となっています。
アニメ第6話あらすじ
正直者の国に入国したイレイナ
正直な門兵と正直なやりとりをした後、正直者の国に入国したイレイナ。入国してすぐ、「私は美しくありません」と言ってみようとするも、「私はとても美しい!」と声高らかに宣言してしまいました。イレイナは本心で自分のことを美しいと思っているようです。いい主人公ですね(^_^;)
懐かしい人と再会
魔女でさえ抗えない力で正直であることを強制される国です。当然、口は禍の元となり、国内では喧嘩が絶えません。街中で喧嘩をしているところに遭遇するイレイナですが、喧嘩の仲裁に入ったのはイレイナの知る懐かしい人物なのでした。
炭の魔女サヤ
第2話の魔法使いの国では魔道士(その後魔女見習いに昇進)だったサヤさんですが、この度、魔女に昇進して再登場しました。魔法使いとして大幅に実力が上がっていることは勿論、イレイナへの信仰心(というか恋愛感情)も大幅に増加しているようで、再会して早々、求婚してくる有様です笑(さすがのイレイナもドン引き笑)。イレイナ、サヤさん、後述するエイヘミアさんの漫才が今回の一番の見所と言っても過言ではないでしょう。
流砂の魔女エイヘミア
イレイナとサヤさんは、フリップを用いて会話する変な魔女と出会いました。彼女は流砂の魔女エイヘミア。嘘がつけなくなるくそダサい剣を作った張本人であり、魔法統括協会に剣の破壊を依頼した人物です。
私の見落としがなければ、魔女名である「流砂の魔女」やメガネをかけているなど、小説にない設定が多く追加されています。元々、小説でもビジュアルの設定画がなかったので、アニメ化に伴いエイヘミアさんのビジュアルが明確になったのは嬉しい限りですね。
くそダサい剣を破壊するため魔女三人が城へ潜入!
エイヘミアさんの依頼を完遂するため、流れでイレイナもサヤさんに同行することに。一人は非戦闘員(決して役立たずではない)とはいえ、魔女三人が一気に城に潜入してくるわけですから、国王軍は涙目ですね。イレイナの機転により、城に潜入した三人はくそダサい剣を破壊するため国王軍と戦います。 ここのバトルシーンと漫才はとても面白かったですね。
サヤさんとの別れ
仕事を終えたサヤさんは魔法統括協会の支部へ、イレイナは旅を続けるため別々の道を目指します。サヤさんから(仕事を手伝ったお礼も兼ねて)ちょっとした贈り物をもらい、またどこかで再会することを約束してお別れします。
フラン先生との別れの時もそうでしたが、贈り物は楽しい思い出を彷彿させる(悲しくなってしまう)ので、あまりもらいたくない考えを持つイレイナですが、それでも贈り物を受け取ったのは、二人の間に確かな絆があったからでしょう。そんな二人がここで別れてイレイナは一人旅に戻る、というラストがこの作品らしいと言いますか、エモい描写だなーと思う次第でございます。
全体を通しての感想と設定について解説
小説であまり明確に描写されていなかったエイヘミアさんのビジュアルが公開されて歓喜した原作勢も多いのではないでしょうか(私もです)。 サヤさんの暴走っぷりとエイヘミアさんのポンコツ具合がツッコミ役のイレイナといい感じに調和していて、いい漫才トリオになりそうですね笑。今回はコメディ要素が強く楽しい回でした。
設定についてひとつ解説すると、今回、エイヘミアさんは声を対価にして、結界の発動に必要な魔力を補いました。そして第4話に登場した魔女ミラロゼさんは、記憶を対価にして必要な魔力を補いました。このように魔法使いは、自身の何かを対価とすることで膨大な魔力を生み出すことができます。あまりに無謀なので、イレイナは勿論、この手段を取る魔法使いはそう多くありません。
ギャラリー
さいごに
エイヘミアさんの筆談のおかげで、魔女旅の世界で使われている言語の解析がだいぶ楽にできそうですね。すでに解析班が動いているようで、どうも基本は英文で、アルファベットを別の文字に置き換えているだけのようです。私も時間があれば解析してみようと思います。
今回で折り返し地点となるわけですが、3巻のラストを最終回に持ってくると仮定して、シーラさん登場回の「切り裂き魔」がアニメ化(ほぼ)確実と考えると、残り話数が、12 - 6 - 2 = 4話です。最終回の内容を考慮すると、残る4話のうち、アニメ化すると予想される話は「蘇る死者の楽園」「時計郷ロストルフ」でしょうか。残りの2話分はどうなるかわかりませんが、ひとつ言えることが「尺が全然足りんやんけ!」ってことですね。1巻の内容はほぼ網羅できていただけに、2巻3巻が駆け足になりそうで残念でなりません(まだまだたくさん面白い話があるんですけどね)。
原作のストックも十分ですし、名作が名を連ねる今期アニメの中でも、引けを取らない人気を得ているようですし、2期やっちゃいませんか?
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
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【魔女の旅々】ついに明かされた黒歴史!アニメ第5話の感想を語る
どうもLibraです。
今回はアニメ第5話の感想を語っていきます。予想通り今週がセレステリアの話だったので、これで小説1巻の内容は終わりですかね。おそらく来週から小説2巻の内容に突入するわけですが、個人的にエリーゼさんの話、蘇る死者の楽園、故郷のために狩りをする人の物語が楽しみです。
アニメ第5話を振り返って
今回はかなり内容の濃い話でした。王立セレステリアの物語自体は小説1巻の最後に収録されている話ですが、フランの冒険譚の話(フラン先生の黒歴史)は小説2巻の内容ですし、ニケの冒険譚についてや、細かいところでは(アニメでは登場してませんが)手品師の兄弟らしき人も登場していて、小説1巻と2巻の内容を凝縮したような形になってましたね。
話の内容を整理するために、今回イレイナが訪れていた【フランの冒険譚が流行している国】と【王立セレステリア】を分けて解説していこうと思います。
【王立セレステリア】
フラン先生再登場しましたね。「意外と早い再開だな」という声も多いですが、小説では割と頻繁に再会してますので(もしくは師弟時代の話によく登場します)、今後もちょくちょくアニメに顔を出すかもしれません。
小説では名も無きモブたちだったフラン先生の生徒たちに名前がつけられ、容姿も可愛らしく描かれていて、改めてアニメ化されることの尊さを感じました。そして民家と民家の間にやたら多く吊るされていた洗濯物たちですが、あれらには魔法使いが多い国ならでは(?)の大きな意味があります。魔法使いが空を飛ぶ時、地面との距離が大きいほど疲れてしまうようで、高度の低い場所を飛ぶことによって起きる魔法使いの渋滞や衝突、通行人の邪魔になるということを防ぐため、あえて低い場所を飛びづらくしてあるようです(イレイナと生徒たちは思いっきり家々の間を飛び回ってましたが笑)。
【フランの冒険譚が流行している国】
アニメの時系列を考えれば、イレイナの現在地はここです。アニメではあまり深堀しませんでしたが、この国では「フランの冒険譚」がベストセラー小説として人気を博しています。数年前、この国の国王が商人から買った伝説の旅人のカバンに入っていた小説(著者フラン、主人公フランと書かれている)を読み、とても感動してしまった上に、フラン先生のことを伝説の旅人と勘違いし、今に至ります。ちなみにイレイナはこの小説を保存用、布教用、観賞用で3冊購入しています笑。この土産話をフラン先生に話したときのリアクションが気になるところですね。
それでもイレイナは旅を続ける
イレイナはセレステリアという国をとても気に入っていました。そしてフラン先生と再会し、時間を忘れるほど楽しい時間を過ごしているうちに「旅に戻りづらい」「別れが辛くなる」と思うようになります。フラン先生から餞別に花をくれると聞いたときも、枯れてしまってその花を手放すときや、別の場所でその花を見る度、フラン先生やこの国のことを思い出し悲しくなってしまうことを気にしていました。フラン先生はそのことを察していたのかいないのか、イレイナの手元に残らない形で、しかし優しく背中を後押しするように送り出してくれたので、いい師匠だなーと私は思ってしまいました。イレイナとフラン先生は数年間会っていませんでしたが、そのブランクを感じられないほどお互いを信頼してるんだなと思うと感動しましたね(私は友達が少ない人間なので羨ましいです)。
イレイナは魔女の才能があり、旅の途中で何が起きても大抵のことには対応できる度胸と冷静さ、そして妙なことには深入りしない選択を躊躇なく取れる豪胆さを持ち合わせています。しかし今回のように心が揺らぐこともあり常に強く生きていられるわけではありません。私も性格的に一部似通った点があるのでなんとなくわかるのですが、こういった少しリスクのある行動(いくら憧れていたとはいえ15才からひとりで世界を旅するのは少なからず怖いと思うはず)が取れる人は、心の中に安全地帯と呼べるような人や物があると私は思っています(安全地帯があると根拠のない安心と自信がわく?)。イレイナにとっての安全地帯がフラン先生で、フラン先生の存在があるからこそ、セレステリアを出発できて、これからの旅も楽しく続けられるのだろうなと思いました。
さいごに
2週連続でバッドエンドが続いたかと思えば今回はほっこりするいい話でしたね。小説1巻を締めくくる物語というだけあって、最終回っぽさを感じるところではありますが、イレイナの旅はまだまだ続きます。それと「私です」が復活して歓喜(?)してる人が結構多いですね。なんやかんやこの決め台詞好きな人多い気がします(私も好きです)。
今後のアニメの展開について私の予想ですが、シーラが登場するのは確定してるので、小説3巻まではアニメ化すると思ってます。ただ、このペースで行くと小説2巻3巻の内容は早足になるかもしれません。面白い話たくさんありますし、原作も14巻までありアニメ化のストックは十分あるので2期やりませんか?
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【魔女の旅々】これがバトルファンタジーの本気!アニメ第4話の感想を語る
どうもLibraです。
今回はアニメ第4話の感想を語っていきます。この話は私がアニメ化されるのを楽しみにしていた物語のひとつであり、かつ小説とアニメで描かれ方が異なる点が多い回だったので、気合を入れて感想、解説を書いていこうと思いますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
アニメ第4話を振り返って
今回は割と小説と違う描かれ方をしているなという印象でした。ミラロゼさんの得意な料理は普通でしたし(小説では料理中に絶えず爆音がしていてイレイナがドン引きしていた)、ラストに関しては小説と全然違っていて、アニメではミラロゼさんが精神的に壊れてしまったかのような描かれ方をしてましたが、小説では正気を保っていて、イレイナが国を離れる際は、冗談を交えた会話をしつつ別れの挨拶をしてたりします。
アニメ第4話は小説よりもダークな面が際立ってましたが、それと同じくらいイレイナの感情が豊に表現されてましたね。ふかふかのベッドに喜んでいるところとか、落とし穴を掘ってヘトヘトになっていたりとか、とても可愛かったです。それに加えてバトルシーンの作画も非常に気合が入っていて、フラン戦の時もそうでしたが、旅アニメというよりバトルファンタジーじゃないかと錯覚するくらい戦闘シーンの表現が素晴らしかったです。
ミラロゼさんはなぜ復讐のために国を滅したのか
ミラロゼさんは父である国王に、恋人と恋人との間にできた子供を殺されたことに対して復讐を誓います。私の個人的な解釈ですが、ミラロゼさんは国民や国のことを憎んでいなかったと思っています。ただ国王に対する憎しみが強すぎたために、国民や国の命のことを考える余裕がなかったのでしょう。「国王自身の手で国を破壊させる」という回りくどい手段を取ったのも、国王にとって大事な国民や国を奪いたいがためだったと考えています。小説で「今は敵討ちをした余韻に浸っていたいの」といっていることから、ミラロゼさんが憎しみに囚われている様子が伺えます。
ちなみにジャバリエというのは国王の本名です。ジャバリエを殺す際、ミラロゼさんは一切の迷いなく首を飛ばし体をバラバラにしました。私がこの話に懐く印象としては、恋物語というより復讐劇というニュアンスの方が近いと感じましたね。
さいごに
小説を見返していたときに気付いたのですが、小説でのミラロゼさんは赤髪だったんですね。加えて常にボロボロのドレスを着ていると描かれてましたが、アニメでは黒髪で綺麗なドレスをお召しになってました。雪(それとも灰?)がふっているような寒い国という描写もなかったです。今までは原作の内容に忠実に描かれていましたが、この回だけ原作との違いが多いのは何故でしょう。気になります。
それと今回は「私です」の決め台詞がなかったですね。小説でもなかったので気にしませんでしたが、多くの視聴者から「「私です」言わないんかい!」という声が上がってました。「自画自賛(笑)」と嘲笑されがち(?)でしたが、なんやかんや皆さん好きなんですね(私も好きです)。
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EDテーマ「灰色のサーガ」
【魔女の旅々】みんな大好き花畑!アニメ第3話の感想を語る
どうもLibraです。
今週も感想を語っていこうと思います。アニメ第3話は、私が楽しみにしていた花畑の話があるので気合を入れていきますよ( ´ ▽ ` )ノ
アニメ第3話を振り返って
【花のように可憐な彼女】
きました。私がアニメ化されるのを楽しみにしていた話の一つです。この話は原作1巻の序盤に収録されていて、それまでのほのぼのとした世界観を一変させた重要な(?)回として、原作勢の印象に残っているのではないでしょうか(私もその一人です)。
アニメでの話の流れは原作通りでしたが、植物の養分となってしまった妹さんの描き方が少し違ってましたね。原作ではまだ人の顔の原型を保っているような描かれ方をしていましたが、アニメでは完全に植物と化していました(そうしないとアウトだったかもしれませんね)。
最後にイレイナは誰も助けずにこの国を去ってしまいます。この行動をどう捉えるかは人それぞれですが、私はイレイナが「自分は旅人である」というスタンスを崩さなかったが故の行動であると解釈しています。イレイナはこの国の問題を解決するために訪れたわけではありませんし、わざわざ身の危険を犯す理由がありません。小説でも「日没までには次の国へたどり着きたい」と言っていたように、この時のイレイナは(言い換えれば)観光客のような立場であったために、国の事情を余所にして先を急いだものだと私は思っています。(自分も旅行先で自分の身を危険に晒してまでその国の厄介ごとに首を突っ込むかと聞かれれば、Noと答えるでしょう)
【瓶詰めの幸せ】
前回のホラーじみた話が終わりホッとしたのも束の間、なんだかこの話も雲行きが怪しいぞと思った方は多いのではないでしょうか。前回ほど衝撃的な内容ではないですが、こちらの話もハッピーエンド...とは言えない内容ですね。
話の内容はアニメ(原作)の通りで特筆するようなことはないですね。大事なのはイレイナが村を去った後のことで、原作でイレイナは「もう二度と訪れることはない」と言っています。瓶の中身を見たニノちゃんの心境について想像を膨らませることで、この話をより楽しめるのではないでしょうか。
私が解釈するイレイナの旅について
今回は内容が内容だけにTwitterでもそこそこ話題になってましたね。私も予想してましたが、この話(2話とも)は人によって好き嫌いが分かれると思います。「物語の結末がないじゃん!」「いや、助けろや!」と言った声もありましたね。捉え方は人それぞれなのでそういった声を否定するつもりは微塵もありませんが、私の感想としては、全然ありなのかなと思っています。ハッピーエンド/バッドエンドで話の結末が統一されていないことがこの作品の魅力の一つだと捉えていますし、展開がどう転ぶかわからないことも旅の醍醐味なのかなと解釈しています。
さいごに
今回でアニメ第3話ですが、なかなかに攻めた内容でしたね。原作でも序盤に収録されている内容で原作勢にとって印象的な話ですが、アニメ勢にもインパクトが強かったのではないでしょうか。魔女の旅々ではこういった内容の話がふんだんに収録されていますが(作者が好きなんですかね?)、ちゃんといい話もあるので安心して観てみてください(・ω・)ノ
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OPテーマ「リテラチュア」2020年10月21日発売
EDテーマ「灰色のサーガ」2020年10月28日発売
【魔女の旅々】ボクっ娘サヤ師登場!アニメ第2話の感想を語る
どうもLibraです。
前回に引き続き魔女の旅々の感想を語っていきます。第2話のあらすじと感想、原作との差分や世界観の解説などを綴っていきます。アニメのネタバレを含むので、まだ観てないよという方は、アニメを観てからここに戻ってきましょう。
アニメ第2話をふりかえって
今回は「魔法使いの国」の話です。第1話はプロローグみたいなものだったので、今回が実質的な第1話と言っても過言ではありません(ちなみに原作の第1話はこの話です)。
第2話を要約すると、①魔道士のサヤ師と出会う ②ブローチを紛失 ③サヤ師と再開。滞在中はブローチを一緒に探しつつサヤ師に魔法を教える ④ブローチを返還してもらう。魔女の帽子を贈呈 ⑤6ヶ月後、サヤ師が魔術試験に合格したことを知る
こんな感じでしょうか。今回は原作再現率90%ぐらいでほぼ原作通りです。素晴らしい。アニメが始まったばかりだからか、お風呂場のシーンや風魔法を教えるシーンなど、原作と比べて結構攻めてましたね。ちなみにPVやOPで薄々気づかれている方も多いと思いますが、サヤ師は魔女の旅々には珍しい準レギュラー的キャラなので、今後も登場する機会がありますのでお楽しみに(百合という名の暴走はまだ始まったばかりだ!)
世界観について解説
「魔道士(魔法使い)」「魔女見習い」「魔女」について解説します。魔女の旅々の世界では、男女問わず魔法が使える人間のことを魔道士(魔法使い)と呼びます。しかし、魔法(魔力)を生成する能力は女性の方が強いため、女性のみ魔道士よりも上位の「魔女見習い」「魔女」という資格が存在します。
さいごに
イレイナの旅が本格的に始まり雰囲気が出てきましたね。OPアニメーションで主要な登場人物しか描かれず、 それ以外はすべて旅路の風景であることに私はジーンときました(旅での出会いは一期一会で基本別れの連続。この作品では主要キャラはほぼ存在しない)。EDアニメーションもオサレ度MAXでかなり好きになりました。
小説読んでる時も思いましたが、旅系の作品に触れていると妙に旅に出たくなる衝動にかられます(すぐ影響されるマン(^_^;))。私も旅行が趣味なのでコロナが落ち着いたらまたフラッと海外へ一人旅に出かけたいですね。
OPテーマ「リテラチュア」2020年10月21日発売
EDテーマ「灰色のサーガ」2020年10月28日発売(このMVも芸術的ですごい(*゚∀゚*))
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
【魔女の旅々】灰の魔女爆誕!アニメ1話の感想を語る
どうもLibraです。
2020年秋、ただいま絶賛放送中の「魔女の旅々」というアニメなんですが、実は私、この作品の大ファンでしてアニメ化が決定した日から、放送までのこの時を今か今かと首を長くして待ちわびていました。
先日、記念すべき第1話が放送されたのでその感想を語っていこうと思います。それと、私は原作(小説版)を最新巻まで完読している人間なので、ネタバレにならない範囲で世界観やカットされた部分などの解説を交えていこうと思います。
アニメ第1話をふりかえって
第1話を要約すると、イレイナが魔女になるまで ~ 旅立ちまでの物語を描いた話ですね。実は原作の方ではこの話は第1巻の中盤くらい?の内容なので、原作勢の私は少し驚きました(普通に魔法使いの国からスタートかと思ってました)。
アニメの内容に関しては原作に忠実でとても良かったと思います。ただ、1話で描くにはどうしても話の内容が多いので、原作未読の方々にとっては少し展開が早く感じられたかもしれません(事実、イレイナはこの30分でロリ期 → 13才 → 14才 → 18才と可憐な成長を遂げています)。
カットされた部分を少し紹介すると、実はロベッタの魔女達は若くして魔術試験に一発合格したイレイナをネガティブな意味で拒絶していたわけではありません。平和国ロベッタはその名の通り平和そのものなので、魔女達のスキルも低く、イレイナの実力に怖気付いていました。「若いくせに生意気!」というより「こんなすごい子私じゃムリ!」という理由で弟子入りの打診を断られていたわけです(アニメではこの表現がわかりづらかったですね)。
世界観について解説
魔術試験に合格した魔法使いは「魔女見習い」に昇格し、その証として桔梗のコサージュを贈呈されます。魔女見習いは魔女のもとで修行し、その力が認められれば、「魔女」へと昇格し、その証として星のブローチを贈呈されます。
さいごに
第1話良かったですね!旅物語のはずが今回はバトルアニメでしたが笑。作画もめちゃくちゃ綺麗でOP/EDも世界観にフィットした神曲なので今後の展開がますます楽しみになりました。まだアニメ化されるかわかりませんが、個人的に花畑の話(PVでアニメ化確定済み)、民なき国の王女、蘇る死者の楽園の話がとても楽しみですね。
隔週木曜に音泉でラジオもやっているので、そちらもチェックしましょう(=゚ω゚)ノ
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