聖刻の里

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【魔女の旅々】ぶどうをふみふみするのはそう、私です!アニメ7話の感想

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どうもLibraです。

 

 今回は7話の感想です。「旅人が刻む壁」「ぶどう踏みの少女」の2部構成となっていて、特に原作3巻の中でもクセの強い話である「ぶどう踏みの少女」が見所ですね。「旅人が刻む壁」もサヤさんが暴走する愉快な?回なので結論、全部面白いです。

 

 

アニメ7話あらすじ

【旅人が刻む壁】

 『ニケの冒険譚』第五巻より抜粋

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 ニケはある国にやってきました。この国の右側と左側は仲が悪く、国の中央に壁を築き上げ、互いに関わりをもたないようにしていました。

 ニケはそれぞれの国の役人から「この壁があちら側よりも優れていると証明するにはどうしたら良いか」と相談されます。するとニケはナイフで壁に文字を刻み、「この国を訪れた旅人に文字を刻んでもらうの。壁に刻まれた文字が多いほど、壁のこちら側の素晴らしさがより顕著になるわ」と言いました。

 以降、その国の右側と左側では訪れた旅人に、壁に文字を刻んでもらう風習が定着したそうでした。

 

 魔法統括協会への依頼

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 壁に文字を刻むようになって十数年たった今、流行りは廃れ、新たに壁に文字を刻む旅人は少なくなってきました。廃れ始めた壁の活気を取り戻すため、役人は魔法統括協会に依頼を出し魔女と相談することにしました。

 

サヤさんの暴走が止まらない

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 依頼でこの国へやってきたのはそう、我らが百合炭の魔女サヤさんでした。サヤさんはイレイナへの愛情を一心不乱に壁に刻むとともに、「旅人だけでなく、この国の人も自由に好きなことを好きなだけ書いてみてはどうです?」と言うのでした。(ちなみにアニメでのサヤさんの暴走はまだマイルドな方で、小説でのサヤさんはもっと過激な暴走っぷりでした笑)

 

その後イレイナがこの国を訪れると

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 ニケの冒険譚の聖地巡礼ができると、この国を訪れる機会を楽しみにしていたイレイナでしたが、取り壊されている壁を目の当たりにして度肝を抜かれました。 

 

旅の恥は書き捨て、しかし国民にはそうでなかった

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 国民が好きなように壁に文字を刻んで行った結果、それは捨て去ることのできない恥ずかしい過去となり壁に残るのでした。それに耐えかねた国民たちによって壁は取り壊され、今に至ります。

 観光地としての価値を失いましたが、国の右側と左側は和解し国は統一されました。国は旅人ではなく、そこに住う人たちのためにあるべきなので、壁がなくなって良かったのかも...と思うイレイナなのでした。

 

【ぶどう踏みの少女】

ぶどう投げ祭りのルーツ

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 あるところにぶどう酒で有名な村がありました。 その村ではぶどうの収穫時期になるとぶどう投げ祭りなる奇妙な催しが毎年開催されていて、それは昔、村に訪れた一人の旅の魔女がきっかけとなって始まったのでした。

 

こっちの村に訪れたイレイナ

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 初めてのお酒なら美味しいものを飲みたいと思い、ぶどう酒で有名なこっちの村に訪れたイレイナ。しかし、同じくぶどう酒で有名なあっちの村では、ローズマリーちゃんがふみふみした(フェチズムをくすぐる)ぶどう酒で、ぐんぐん売り上げを伸ばしており、こっちの村は窮地に立たされているのでした。 

 

ぶどうをふみふみすることになったのはそう、私です

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 村長さんに半ば強引にぶどう踏みの乙女をやらされそうになったイレイナ。初めは断るつもりでしたが、こっちの村を通りかかったローズマリーちゃんに煽られ、ぶどうをふみふみすることに。憎悪と苛立ちを込めて日が暮れるまでぶどうをふみふみしました。

 

これもう訴訟ものの事案ですよ

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 実際にぶどうをふみふみしてイレイナは気付きました。何百・何千本と売れているぶどう酒の製造をローズマリーちゃん一人で賄っているのはおかしいです。あっちの村のぶどう酒の製造現場をこっそり覗いてみると、案の定、ぶどうをふみふみしていたのはローズマリーちゃんではなく屈強な男たちでした。

 

初めてお酒を飲んだ経験

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 産地偽造していたことがバレて、あっちの村とこっちの村はぶどうを投げ合う大喧嘩を始めました。その脇でぶどう酒に口をつけていたイレイナはベロベロに酔っ払ってしまい、その場にいた者全員にぶどうの弾丸を浴びせました。

 村人たちは全員気を失ってしまい、目が覚める頃にはもうイレイナの姿はありませんでした。

 

 

全体を通しての感想

 どちらも仲の悪い二つの国が一つになる話でしたが、それぞれが別々の味を出していて面白かったですね。

 旅人の刻む壁ではニケの声が(何気に)初お披露目されましたが、CVがイレイナママと同じでしたね(気付いた人いるかな)。ちなみに小説ではニケが一度この国を訪れた後、弟子時代のフラン先生と一緒にこの国を再度訪れていますが、アニメでは描かれませんでした。少し残念(^^;)

 ぶどう踏みの少女ではラストに驚かせられました。こっちの村の村長が何気にローズマリーちゃんと結婚(?)しているようで「いい感じに熟したの。いつになってもそそるわい」とか言い出して笑ってしましましたね。小説では(たしか)結婚してなかったと思います。コメディ要素100%かと思いきや、ほんの少しいい話っぽい構成になったと感じました。

 

ギャラリー

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筋肉の人まさかの再登場

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鳥と挨拶するイレイナちゃんかわいい

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ニケ直筆の文字は残されました

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可愛い子にぶどうをふみふみさせてはどうですか(自爆)

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村長の圧がSUGOI

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こっちの村の女性陣は激おこの様子

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シンプルにワロタ

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酔っ払いの暴走

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おさけおいしい

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ローズマリーちゃん(30)

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イレイナの作ったぶどう酒はマニアの間で高値で取引されているという

 

さいごに

 今週も面白かったですね。それは間違い無いんですけど今回は私、言いたいことが2つあります!

 まず1つ目、なんで「私です」言わないんですか!小説でも「私です」の台詞がある回は半々くらいなので、小説で言ってなければアニメでも言わないという形に違和感なかったのですが、今回のエピソードは両方とも「私です」あったじゃないですか!言いましょうよ!てか言ってください(切実)

 次に2つ目、2巻の内容少なすぎじゃないですか?前回の「正直者の国」しかほぼアニメ化されてないんですけど...。1巻の網羅性が良かっただけに少し残念ですね。どの巻の内容でも面白い話をアニメ化してくれる分には大歓迎なんですけど、2巻の内容を楽しみにしていた節もありうーん...て感じですね。今後の展開がどうなるかわかりませんが、2巻に戻ってくることもあり得る(かな?)かもしれないので、次回に期待しましょう。

 

 

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