【魔女の旅々】魔女旅屈指のトラウマ回!アニメ9話の感想
どうもLibraです。
今回は9話の感想です。Twitterで予告が公開された時点で話題になってましたね。なんといってもアニメ魔女旅では初の注意書きが必要になるほどの内容です。私も今週の放送は特に楽しみにしていたので、気合を入れて感想を書いていこうと思います(=゚ω゚)ノ
補足ですが、苦手な方もいらっしゃると思うのでグロ画像はこの記事では取り扱っていません。下にスクロールする際の心配は不要です。
アニメ9話あらすじ&ネタバレ
金欠で腹ペコになっている魔女はそう、私です
時計郷ロストルフという国で、イレイナは金欠と空腹に悩まされていました。そんな時、超短期間で大金を稼げるというチラシを見つけ、その仕事の依頼主の元へ訪れるのでした。
薫衣の魔女エステル
イレイナに勝るとも劣らないほどの天才魔女であり仕事の依頼主。仕事内容は、10年前のロストルフに一緒に来てもらい、特殊な指輪を使って魔力を共有させてもらうことでした(10年前に遡った時点でエステル自身は魔力を使い果たしてしまうため)。
同じく若くして魔女になった天才肌のイレイナとマウントを取り合っている様子は、今回の数少ないお笑い?ポイントです。
二丁目殺人鬼
二丁目殺人鬼というロストルフでは有名なシリアルキラーは、エステルさんの幼馴染で名をセレナさんといいました。
セレナさんは外出中、家に押し入った強盗に両親を殺害されてしまいます。生き残ったセレナさんは叔父に引き取られるも、そこで酷い虐待を受け、心に闇を抱えるようになりました。そんな生活に耐えられなくなったセレナさんは叔父を殺害します。これをきっかけに人を殺める快楽を覚えたセレナさんは次々に殺人を繰り返すようになりました。
しかし今から3年前、他国で魔法の修行を積み魔女となったエステルさんに捕らえられ、処刑されました。
10年前のロストルフへ
自分の手で親友を処刑したことを後悔しているエステルさんは、時間を遡る魔法を研究していました。10年前に戻りエステルさんの両親を強盗から守れば、エステルさんは殺人鬼になることもないと考えたのです。
二丁目殺人鬼の真実
10年前のロストルフに戻ってきたイレイナとエステルさんは魔法が解ける1時間までに、セレナさんの両親を強盗から守るために行動を開始しました。
エステルさんはセレナさんの両親を家から連れ出し、家で強盗を待ち伏せするイレイナでしたが、いつまで経っても強盗は現れません。事件が金目当てでなく両親を狙った怨恨の可能性と、指輪から魔力が吸い上げられていることに気づいたイレイナはエステルさんのもとへ向かうことに。魔女と強盗では勝負にならないだろうと考えていたイレイナでしたが、現場をみて言葉を失いました。
そこには血塗れになって倒れているセレナさんの両親とエステルさん、そして刃物を持ったセレナさんが立っていました。二丁目殺人鬼の正体はセレナさんだったのです。
愛情が憎悪に変わる瞬間
セレナさんは叔父から虐待を行ける以前から両親からも虐待を受けており、エステルさんが知るよりずっと前から壊れていました。もとよりエステルさんのことを親友だとすら思っていませんでした。
満身創痍のエステルさんはこれに激怒しセレナさんを殺す勢いで攻撃し始めます。彼女に友人を2度も殺させまいと指輪を外すイレイナでしたが、エステルさんはセレナさんとの思い出を対価に魔力を生成し、そのままセレナさんを殺害しました。ちょうどその時、1時間が経過しイレイナとエステルさんは10年後の世界へ送還されていきました。
何もできなかった自分の未熟さを思い知る
逃げるようにエステルさんの家から飛び出したイレイナは、何もできなかった自分の未熟さを痛いほど思い知りました。自分はただの旅人でただの魔女であり、何でも出来るわけでもなければ、上手くやれるわけでもありません。目の前で人が殺される惨劇を目の当たりにした恐怖で、知らず知らず涙を流してしまうのでした。
全体を通しての感想
今回はかなりハードでしたね。私はある程度グロ耐性がある方ですので大丈夫でしたが、原作以上にグロ要素がモリモリで、話が重いというだけではなかったように感じました。 特にセレナさんを殺したシーンですが、原作では絞殺(しかもちょうどタイムリミットだったので死んだかどうかは曖昧)だったのに対して、アニメでは完全に首チョンパだったので、原作を読んで内容を知っていた私でもビビりました。
今回の一件は普段飄々としているイレイナも動揺せざるを得ず、逃げるようにその場を立ち去り泣いてしましました(まだ十代なので当然でしょう)。ほんの一時間前までは金は欲しいが働きたくない、10年前には興味本位で行く、などと言っていましたが、そんな態度が取れる余裕は完全に壊されてしまったようです。この一件を通してイレイナは自分の未熟さを思い知りますが、それ以上に恐怖を感じていたんだと思います。目の前で首チョンパしている場面に遭遇すれば誰だってトラウマものでしょう。魔女とはいえイレイナはまだ十代ですからね。最後の涙の理由は「自分の未熟さを思い知ったから」とも捉えられなくはないですが、私個人の感想としては、ただただ恐ろしくて泣いていたのかなと解釈しています。
そしてエステルさんは10年前から戻った後、死んでしまったのでしょうか。結論から言うと原作を見る限り死んでないっぽいです。とはいえ、元々貧血気味だった上に刺されているので死んでしまっても全然不思議ではありませんが。アニメではピクリとも動かず死んでいるかのような描かれ方でしたが、普通に話してましたし、原作的な表現をするなら、ただぼんやりして無気力になったのかなと思います。
ギャラリー
さいごに
今週の内容はかなりハードでしたが、製作陣の意気込みというか力の入れようをひしひしと感じました。3話4話とは比べ物にならないくらいダークな話で、あらためて魔女旅のジャンルの幅広さを思い知らされましたね。
さて、前回予想した今後の展開の答え合わせをしていきましょう。ちなみに次回の予想は一番はずれる自信があります笑。
<今後の展開の予想>
第9話 :遡る嘆き (正解!)
第10話:蘇る死者の楽園
第11話:廃墟に蔓延る
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
OPテーマ「リテラチュア」
EDテーマ「灰色のサーガ」