【語学】アルテで学ぶイタリア語~Part2~
どうもLibraです。
今回は漫画版アルテの表紙に書かれている文章について翻訳、分析していこうと思います。(イタリア語初学者なので自信持って翻訳するで!とは言えない(;´Д`A)
今回翻訳(分析)する文章はこちら(*・ω・)ノ
Inizio XVI secolo, Firenze. Citta` dove ebbe origine il Rinascimento, dove fiorirono attività culturali e l` Arte.
Nel pieno di tale vibrante splendore ebbe inizio questa storia.
ちなみに漫画1巻から最新巻(この記事の投稿時では13巻)まで、全てにこの文章が書かれているので気になった方は本屋さんで見てみて下さい。
さっそく一文ずつ見ていきましょう。
- Inizio XVI secolo, Firenze.
- Citta` dove ebbe origine il Rinascimento, dove fiorirono attività culturali e l` Arte.
- Nel pieno di tale vibrante splendore ebbe inizio questa storia.
- まとめ
Inizio XVI secolo, Firenze.
(訳)16世紀初頭、フィレンツェ。
Inizio【イニーツィオ】開始、始まり
secolo【セコロ】世紀
(コメント)特に解説することはないですね。単語そのままです。では次(*・ω・)ノ
Citta` dove ebbe origine il Rinascimento, dove fiorirono attività culturali e l` Arte.
(訳)文化活動や芸術が繁栄した、ルネサンス発祥の街です。
Citta`【チッタ】都市、街
dove【ドーヴェ】どこ(英語のwhereにあたる語句)
ebbe【エッべ】~を持っている(英語のhaveに近い。原型はavere)
origine【オリジネ】起源、始まり
Rinascimento【リナシメント】ルネサンス
fiorirono【フィオリーロノ】繁栄した(この形は遠過去と呼ばれる。原型はfiorire)
attività【アッティビタ】活動
culturali【クルトゥラーリ】文化的(原型はculturale)
(コメント)文法的に濃い内容の文章ですね。一番気になるのがfiorironoの遠過去でしょうか。イタリア語の動詞の活用系は英語と比較してずっと複雑で、過去形だけでも半過去、近過去、遠過去なんてものがあります。遠過去というのは歴史上の出来事などを示す場合に用いる形で、口語というより主に文書で使われる形です。
Nel pieno di tale vibrante splendore ebbe inizio questa storia.
(訳)そんな活気に満ちた素晴らしい街で、この物語は始まりました。
Nel【ネル】~で、~に(前置詞 in と定冠詞 il が合体した形。この場合だと英語の in とほぼ同じ意味)
pieno【ピエーノ】たくさんの、いっぱい(英語のfullに近い)
tale【ターレ】そんな、そのような
vibrante【ビブランテ】活気のある(原型はvibrare)
splendore【スプレンドーレ】素晴らしさ、栄光(英語のbrilliant, splendidに近い)
questa【クエスタ】これ(英語のthisに近い)
(コメント)定冠詞についてですが、英語には the しかないのに対し、イタリア語にはたくさんあります(よく知らないので断言できませんがおそらく10コ程度あるはず。イタリア語に限らずヨーロッパの言語は大概、冠詞が多いです)。しかも前置詞(英語の in や of など)と合体して形が変わったりするので非常に面倒です。英語はこの辺がシンプルな構造なので感謝しかありませんね。(←誰に感謝するんだw)
まとめ
Inizio XVI secolo, Firenze. Citta` dove ebbe origine il Rinascimento, dove fiorirono attività culturali e l` Arte.
Nel pieno di tale vibrante splendore ebbe inizio questa storia.
16世紀初頭、フィレンツェ。文化活動や芸術が繁栄した、ルネサンス発祥の街です。
そんな活気に満ちた素晴らしい街で、この物語は始まりました。
だいたいこんな感じでしょうか。文法的な細かい話は長くなりそうなので割愛しました。ここでは要点だけを絞って簡潔に解説したつもりです。もう一歩知りたい!と思っているマニア好奇心旺盛な方は、この記事で使われているキーワードをググれば大抵のことは調べられると思います。イタリア語を通してアルテの世界を楽しみましょう(=゚ω゚)ノ