【遊戯王】アルティマヤツィオルキンを乱用せよ!聖刻ツィオルキンデッキ紹介
どうもLibraです。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします(*´꒳`*)
今回は私の好きなモンスターである「アルティマヤツィオルキン」を軸にした聖刻デッキを紹介します。ツィオルキンが発売した当時、すぐこのデッキを組んだものですが(懐かしいなぁ)リンクショックによって一度このデッキは死にました泣。
現在ではマスタールールが変更され、またこのデッキが組めるようになったので、今のカードプールを駆使して当時のデッキをリメイクしてみました。まずはツィオルキンの効果をおさらいしていきましょう(`・∀・´)
アルティマヤ・ツィオルキン 星0/闇/ドラゴン/ATK0/DEF0
ルール上、このカードのレベルは12として扱う。
このカードはS召喚できず、自分フィールドの表側表示のレベル5以上で同じレベルの、チューナーとチューナー以外のモンスターを1体ずつ墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、自分フィールドに魔法・罠カードがセットされた時に発動できる。「パワー・ツール」Sモンスターまたはレベル7・8のドラゴン族Sモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードは、他の自分のSモンスターが存在する限り、
攻撃対象及び、効果の対象にならない。
【目次】
このデッキの戦い方
積極的に先攻をとりましょう。先攻でツィオルキンを出せれば一番強いですが、聖刻なのでそう上手くいきません笑。
しかし普通の聖刻と違い罠カードが大量に入っているので、たとえツィオルキンを出せなくても罠ガン伏せしておけばなんとかなります。後攻の方が安定してツィオルキンを出せますが、相手に先攻を渡してしまう方がリスクが高いので、先攻をとってツィオルキンを出せれば良し、出せなければ罠ガン伏せしてツィオルキンを出せるまで粘りましょう。
デッキレシピ
【聖刻ツィオルキン】
聖刻龍トフェニドラゴン×3
聖刻龍シユウドラゴン×3
聖刻龍アセトドラゴン×3
灰流うらら×3
増殖するG×2
ラブラドライドラゴン
エレキテルドラゴン
召集の聖刻印×3
金満で謙虚な壺×3
抹殺の指名者×3
墓穴の指名者 ×2
ハーピィの羽根箒
追走の翼×3
無限泡影×3
神の宣告×3
神の通告×3
セイクリッドトレミスM7
アルティマヤツィオルキン×3
クリスタルウィングシンクロドラゴン×3
スターダストドラゴン×2
閃珖竜スターダスト
煉獄龍オーガドラグーン
ライトロードアークミカエル
クリアウィングシンクロドラゴン
月華竜ブラックローズ
各カードの採用理由
聖刻龍
このデッキではトフェニ、シユウ、アセトのみ採用です。ネフテはツィオルキンに即座につなげられないため見送り。
手札誘発について
増殖するGよりも無限泡影を優先して3枚にしています。Gは伏せられないですし、止められることも多いですので優先度を下げました。
金満で謙虚な壺
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。
(1):自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
最強カードですね。先攻ではツィオルキンを出すための聖刻パーツを持ってきたり、ツィオルキンを出した後も自身を守るための罠カードをサーチしたりと腐る場面がありません。3積み必須。除外する候補としては、ツィオルキン、クリスタルウィング、スターダストドラゴン、オーガドラグーン、月華竜、バウンサー or トレミスですね。
追走の翼
永続罠
自分フィールドのSモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターは戦闘及び相手の効果では破壊されない。
(2):対象のモンスターがレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターを破壊する。対象のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
(3):対象のモンスターがフィールドから離れた場合にこのカードは破壊される。
主にツィオルキンを守るために使います。ツィオルキン自身の効果も加味すれば、マジェスペクターと同様の耐性を付与できますのでかなり場持ちが良くなります。勿論、クリスタルウィングなどの強力なモンスターにもこのカードで耐性を付与できますので、何かと便利なカードです。
デッキ評価
このデッキを攻撃力、妨害力、展開力、持続力、安定性の観点からそれぞれ5段階評価してみました。あくまでざっくりなので参考までに。
攻撃力:相手の妨害に対してどれくらい強いか、デッキの攻めやすさ
妨害力:相手にどれだけ妨害できるか
展開力:展開のしやすさ
持続力:長期戦でどの程度戦えるか
安定性:事故率の低さ
さいごに
いかがでしたでしょうか。ツィオルキンは個人的に好きなカードなので、マスタールール変更によってまた使えるようになったのは本当に嬉しいですね(リンクショック許すまじ)。聖刻でも出しやすく、無尽蔵にシンクロモンスターを出し続けられるのはなんとも言えぬ優越感と爽快感があります。興味のある方はぜひ組んでみてください(´∀`*)
【遊戯王】令和も元気にワンキル三昧!2021年1月制限対応の聖刻デッキ紹介
どうもLibraです。
今日は2020年12月31日ということで大晦日ですね。今年は色々と大変な一年でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
遊戯王においてもマスタールールが変更されたりレダメが帰ってきたり最終的にはファイアーウォールドラゴンが帰ってきたりと激動の一年だったと思います。大変だったこと、楽しかったことなど色々あったと思いますが、2020年最終日をビシッと締めくくり、笑顔で来年を迎えましょう!(私はなんとか年内にこの記事を書き上げることができてほっとしているところですf^_^;)
...と、あいさつはこのへんで。今回は2021年1月制限対応の聖刻の紹介です。前回聖刻を紹介(2019.4.25)してから約1年が経過していますね(あの時はハリ必須の環境だったりレダメ禁止になったり私のメンタルはボロボロでした(´Д` ))。今の環境は割と面白いので安心しています。
この一年でカードプールや環境が大きく変わり、聖刻もかなり変化したと思います。少し前に新規カードも追加され、今の聖刻界隈はけっこうアツいのではないでしょうか。残念ながら今回採用は見送りましたが、ポテンシャルは十分あると思うので、生かせるデッキで使ってみたいですね(=゚ω゚)ノ
デッキレシピ
2021年1月制限対応の聖刻です。サイドデッキは適当ですが、今の環境はシャドールとエルドリッチが多いのでその辺の対策をしています。特に聖刻は先行でミドラーシュを立てられると積むので、要チェックです。
【6軸聖刻】
聖刻龍トフェニドラゴン×3
聖刻龍シユウドラゴン×3
聖刻龍アセトドラゴン×3
聖刻龍ネフテドラゴン×2
増殖するG×3
灰流うらら×3
レッドアイズダークネスメタルドラゴン
輝白竜ワイバースター
妖醒龍ラルバウール
輪廻竜サンサーラ
ドラグニティアームズ-グラム
エレキテルドラゴン
ラブラドライドラゴン
召集の聖刻印×3
星呼びの天儀台×3
ライトニングストーム×3
抹殺の指名者×3
墓穴の指名者 ×2
竜の渓谷
アクセスコードトーカー
天威の龍拳聖
天球の聖刻印
ドラグニティナイトロムルス
守護竜ピスティ
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
迅雷の騎士ガイアドラグーン
聖刻龍王アトゥムス×2
セイクリッドトレミスM7
サイバードラゴンノヴァ
旧神ヌトス
各カードの採用理由
前回との変化点や特に重要なカードたちをピックアップして紹介します。
ドラグニティアームズ-グラム
このデッキを支える裏主人公的存在です。レベル10なのでレダメと相性が良く、ATK2900と打点も高い上に、ピスティの効果を無効にできるため、ドラゴン縛りを無視してアクセスコードトーカーを使うことができます。かなりいい仕事してます。
ランク10を扱えると、実質的に相手のライフは6000になりますのでワンキル成功率が飛躍的に上がります。
輪廻竜サンサーラ
墓地に置いておくと美味しいカードです。聖杯の守護龍と違い墓地から聖刻をサルベージできる点がミソです。こいつと他のドラゴンを素材に天球をLINK召喚、効果でシユウ or ネフテをサルベージ、天球をリリースして聖刻を特殊召喚し、即座に天球の効果を使えます。美しい(レギュラーパックに収録される~竜(or 龍)シリーズはどれも優秀でいいですよね)。
抹殺の指名者と墓穴
ガン積みしましょう。従来のように手札誘発を多く積むのでなく、手札誘発を止めるカードを多く採用した方がいいです(こちらの妨害も止められる可能性があるので)。相手を妨害するより相手の妨害を止めてワンキル成功率をあげた方が戦いやすいと思います。先攻で立てられた邪魔なモンスターはライトニングストームで一掃しましょう。
アクセスコードトーカー
現環境でワンキルするなら必須カードだと思います。高打点と強力な除去能力を併せ持っている上、除去効果はターン1制限がないという外道っぷりです。次世代のヴァレルソードと言っていいでしょう。
各種ランク10のモンスター
グスタフマックスは安定の2000バーンが強力ですので必須でしょう。ガンガリディアは除去効果を使うとそのターン攻撃できなくなりますが、ジャガーノートリーベを重ねればそのデメリットを踏み倒すことができます。グスタフマックス以外はお好み枠です。
天威の龍拳聖
スリーバーストショットドラゴンの代わりに採用しました。採用理由は墓地のリンクモンスターの属性をバラすこと(アクセスコードの弾を増やすため)、除去効果が聖刻と相性がいいためです。
下記の展開ルートでは除去効果は使えませんが、別ルートを使う際には除去効果が生きる場面がありますので採用しました。こいつも何気に対象取らないのでその点も強力ですね。
ノヴァメルカバーヌトス
ドラグマ対策ですね。エクストラデッキには余裕があるのでこの枠は環境を見て調整すると良いでしょう。
展開ルート紹介
後述しますが、注意点として墓地のリンクモンスターや星6のモンスターはなるべくとっておきましょう。サンサーラ、ラルバ、アトゥムスなどは墓地にいても使わないので除外コストとして最適です。
*以下この表現を使います。
SS (Special Summon = 特殊召喚)
ef (effect = モンスター効果)
XYZ (エクシーズ召喚)
LINK (リンク召喚)
トフェニシユウからスタートしましょう(ランク6XYZ作れる組み合わせならなんでも可)。トフェニをSS、トフェニをリリースしてシユウをSS。トフェニef星6バニラをSSして、シユウと星6バニラでXYZアトゥムスefサンサーラSS。するとfig. 2のようになります。
ここから、アトゥムスとサンサーラでLINK天球墓地のサンサーラefシユウを手札に戻す。天球リリースしてシユウSS天球efデッキからレダメSSef墓地から星6ドラゴンSS。するとfig. 3のようになります。
ここからトフェニとシユウでXYZアトゥムスefラルバSSef手札一枚捨ててコラプ or ワイバーをサーチ(どちらでも可)。レダメとラルバでLINKロムルスef渓谷をサーチ。墓地の光除外してコラプSSロムルスとコラプでLINK龍拳聖コラプefワイバーサーチ。墓地の闇除外してワイバーSSワイバーでLINKピスティefレダメSS。するとfig. 4のようになります。
ここから大事なところです。竜の渓谷を発動。 手札一枚捨ててデッキからグラムを墓地に送る。グラムef墓地のドラゴン2体除外してSS。グラムefピスティの効果を無効(fig. 5-1)。ピスティと龍拳聖でLINKアクセスコードトーカーef対象龍拳聖でATK3000up(fig. 5-2)。
グラムの(2)の効果でピスティの効果を必ず無効にしてください。でないとピスティの(1)の永続効果でアクセスコードトーカーをLINK召喚できません。
守護竜ピスティ
リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/ドラゴン族/攻1000
【リンクマーカー:右】
レベル4以下のドラゴン族モンスター1体
自分は「守護竜ピスティ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、その(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。
(2):自分の墓地のモンスターまたは除外されている自分のモンスターの中から、ドラゴン族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを、2体以上のリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
ドラグニティアームズグラム
効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻2900/守2200
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地からドラゴン族・鳥獣族モンスター2体を除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
(2):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果は無効化され、その攻撃力は自分フィールドの装備カードの数×1000ダウンする。
(3):相手フィールドのモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
fig. 5-2でアトゥムスの上にしれっとガイアドラグーンをXYZしてますが、これで完成です。
今まで使ったリンクモンスターを除外していなければ墓地に闇、光、風属性のリンクモンスターがいるはずなので、相手の盤面は3枚まで対処できます(しかも対象取らない)。相手の場を更地にしたあと総攻撃を仕掛け、メイン2でレダメとグラムでグスタフマックスをXYZ召喚し、2000ダメージを叩き込みましょう(オーバーキルやで...(^^;;))。
トータルダメージは、5300 + 2900 + 2800 + 2600( + 2000) = 15600 です。
このデッキの使い方と注意点
後攻ワンキル特化に特化した構築なので積極的に後攻をとっていきましょう(おそらく大半のデュエリストと利害が一致するのでほぼ確実に後攻を取れるはず)。このデッキは手札誘発が少なめですが、相手を妨害するより、相手に妨害されない方が重要なので墓穴や指名者はガン積みです。厄介なモンスターや伏せカードはライトニングストームで一掃しましょう。
あとはランク6を作れるカード(最低2枚)さえあれば上記のルート通りワンキルできます。あとは下記の注意点をマスターすれば、あなたも立派な聖刻使いとなれるでしょう。
グラムでピスティの効果を無効にすること
ワンキルルート紹介の方でも書きましたが、ピスティと龍拳聖でアクセスコードトーカーをLINK召喚する場合は、グラムでピスティの効果を無効にするのを忘れないようにしましょう。
ピスティの制約を忘れずに
ピスティの永続効果は忘れがちですが、このデッキはドラゴン族以外のモンスターもよく使うので気にしておきましょう(特に龍拳聖を出すタイミングは間違えやすい)。あと、ピスティのマーカーの向きの関係上、ゾーンの左端と真ん中を開けるように心がけるとやりやすいです。
墓地のリンクモンスターは大切に
アクセスコードトーカーの弾になるため、大事にとっておきましょう。
さいごに
グラムとアクセスコードトーカーがかなりいい仕事してます。グラムはレベル10なのでレダメと相性いいですし、アクセスコードトーカーは次世代のヴァレルソードのような使用感で、高打点と強力な除去を兼ね備えており今後もお世話になりそうです。
今回はここまでとなります。ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。良いお年を(*´∇`*)
【魔女の旅々】イレイナづくしの最終回!アニメ12話の感想
どうもLibraです。
今回は12話の感想です。ついに最終話ということで、これからの魔女旅ロスにビビりつつ、悔いのないように感想を語り尽くしていこうと思います。また、今回の話にはアニメでは描かれなかった重要な設定があるので、そちらの解説もしていきたいなと思います。
アニメ12話のあらすじ&ネタバレ
願いをかなえる国へ入国
願いをかなえる国へ到着したイレイナは、「大金持ちになれますように」と願いながら入国します。こんな時でも下心丸出しのブレない姿勢、私は好きですね。
ちぐはぐな情景
入国したイレイナは、霧に包まれた周りの様子をみて困惑しました。そこには故郷の平和国ロベッタや王立セレステリア、魔法使いの国、時計郷ロストルフなど、今まで訪れた国々の情景をちぐはぐにつなぎ合わせたような景色がありました。
状況が理解できなかったので、とりあえず近くの大きな建物(かつて滅んだ国でミラロゼさんに会った王宮)を探索してみるイレイナでした。
16人のイレイナ
王宮に入った直後、イレイナはメガネをかけている自分自身(知的な私)と他14人の私たちと遭遇します。知的な私曰く、この国には悪い私(粗暴な私)が一人紛れ込んでいて、その子から身を隠すために城に篭城しているのだと言います。
粗暴な私の襲撃
粗暴な私とどう対峙するかを話し合っている最中、突然城の壁が破壊され、粗暴な私が襲撃してきました。実力は同じはずですが、15人のイレイナはあっけなく粗暴な私によって捕らえられてしまします。
イレイナVSイレイナ
最後に残った主人公の私 VS 粗暴な私による一騎討ちのバトルが勃発します。しかし実力は同じであるため、互いの魔力が尽きるまで戦っても決着はつきませんでした。ボロボロになった二人はなんやかんやあり、和解してバトルは終了するのでした。
魔女の旅々
王宮に戻った二人は、 残りのイレイナたちとこれまでの旅路をシェアするため、お互いの日記帳を回し読みしました。それぞれのイレイナの旅路は大まかには同じでしたが細かいところで差異があり、それが結果的に別々の物語を生み出し、様々なイレイナの個性につながっているようでした。
この物語を一つの本にまとめてみてはどうかという提案のもと、魔女の旅々が完成しました。
アムネシア登場
アニメ最終回ラスト5分のところでなんと新キャラの登場です。とある国で出会った少女の名はアムネシア。少しネタバレをすると、ある国に到着するまでの間、イレイナの旅の同行者となる人物です。アニメ2期への伏線をしっかりと張るあたり、製作陣はやる気満々のようですね。
全体を通しての感想と解説
最終回らしく綺麗にしめましたね。最後に「私です」キメて2期への伏線であるアムネシアさんも登場して最高のラストだったと思います。円盤の売り上げがどのくらいになるのかわかりませんが、アニメの評判はいいですし動画配信サービスでの視聴率も良さげなので、2期は十分に期待できそうですね。
実は単なる夢オチではなかった
ここから最終話の解説に入りますが、まずアニメでは描かれなかった重要な設定が一つあります。それは願いを叶える国というのが単なる夢の内容だったのではないということです。この時のイレイナは悪魔に夢を見せられ、そのまま願いを叶える国に滞在し続けていたら、命を奪われる危険に晒されていました。(リアルのイレイナは何もない草原で突然眠ってしまったと思われます。願いを叶える国から出られたからこそ、目覚めることができたわけですね)
人々の命を喰らう悪魔
小説3巻の「安らかなまどろみ」で描かれている内容ですが、ある国を訪れたイレイナは、この国の国民がたった一人を除き全員眠るように亡くなっている惨状を目の当たりにしました。生き残った一人に話を聞くと、夢の中で願いを叶える悪魔が現れ理想の三日間をあげると言います。
三日後、再び悪魔が現れ、望むのならまだこの夢の中にいてもいいと告げられますが、その人は拒否し夢から覚めました。そして国を見渡してみると誰一人として目覚めている人はおらず、魂が抜け落ちたかのように息絶えていることに気付きました。三日目以降も夢の中にいると、悪魔に命を奪われてしまうようでした。
願いを叶える国の正体
今回イレイナが訪れた願いを叶える国の正体も悪魔によるものです。アニメでは描かれていませんでしたが、「小悪魔な私」というイレイナが原作に登場します。結論から言うと悪魔の正体がこやつです(悪魔っぽいツノと羽が生えたイレイナの見た目をしているそうで、アニメでも登場して欲しかった(´Д` ))。
前述した国の時と同じでイレイナも三日間だけ願いを叶える国に滞在することになります。そして魔女の旅々を作った後、自分以外のイレイナたちを国から追い出し、最後に自分も国を出て目を覚ます、というのが原作でのお話です。アニメだけ観ると「ギャグ寄りのいいラストだったね」という雰囲気ですが、実はダークな一面も垣間見える内容だったわけですね。
ギャラリー
さいごに
ついに魔女旅が最終回を迎えてしまいましたね。あっという間の3ヶ月でした。アニメ化が決定した頃から楽しみにしていて、何度もPVを見返していた頃が懐かしいです。これからイレイナの「私です」が聞けないとなるとどうしようもなく寂しいですが、アニメ二期が決定すること信じてまた気長に待とうかなと思います。
それと24日にラジオも最終回を迎えます。クリぼっちの皆さん、私と一緒にラジオも聴きましょう笑。
<今後の展開の予想>
第9話 :遡る嘆き (正解!)
第10話:蘇る死者の楽園 (ハズレ!)
第11話:廃墟に蔓延る (ハズレ!)
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語 (正解!)
第13話(2期1話):忘却紀行のアムネシア
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
OPテーマ「リテラチュア」
EDテーマ「灰色のサーガ」
【魔女の旅々】もしかして私たち...入れ替わってる!?アニメ11話の感想
どうもLibraです。
今回は11話の感想です。内容的には10話の続きとなります。フラン先生、サヤさん、シーラさん登場でまさにオールスターでしたが、百合百合なシーンや変態的言動が目立つかなりカオスな回となっています。
もうこれ最終回でいいのでは?あと1話なにするん?と感じる方もいらっしゃると思いますが大丈夫です。次回はラストにふさわしいシリアス回なのでご期待ください。(←誰目線だw)
アニメ11話あらすじ&ネタバレ
自由の街クノーツへ到着したイレイナ
骨董堂なる強盗団が魔法使いを襲っていることを知ったイレイナは、私服に着替えて観光に出かけるのでした。(どやポーズかわいい)
自由の街クノーツへ到着したサヤさん
クノーツへ到着したサヤさんは魔法統括協会の支部へ向かう道中、露店の店主に声をかけられました。「ぼく押し売りはお断りしていますので!」とすぐさま踵を返してその場を立ち去りますがその時、店主にあやしい煙を浴びせられるのでした。
潜入調査に来ているミナと再開
魔法統括協会へ向かう道中、今度は潜入調査でこの街を訪れていた妹のミナと再開しました。ミナも魔法統括協会で働いており、旅をしているサヤさんとは久しぶりの再会でした。
あやつでええじゃろう。間抜けそうじゃからなあ
クノーツでの観光をエンジョイしていたイレイナ。その様子を傍らで見ていた骨董堂のボスは、「何も考えずに箱を開けてくれるに違いない」といい、背後からイレイナへあやしい煙を浴びせるのでした。
つい出来心で
気付いたら目の前に知らない女性いて、自分の声に違和感を感じたイレイナ。そして手元には古びた箱。特に何も考えず箱を開けると中から怪しい煙が勢いよく噴射し、瞬く間に街を覆い尽くしてしまいました。
町中カオスな状況に
一通り煙が晴れると、そこにはさっきまでクールな雰囲気をまとっていた女性が、まるでどこかのクレイジーサイコレズの如く、息を荒げてイレイナに迫っていました。瞬時に危険を察知したイレイナは物理的に女性を気絶させてその場から退避しました。
街の方に来てみると、文字通りカオスな状況になっていました。原因は自分なんだろうなあと思いつつクレイジーな様子を傍観していると、喫茶店の窓ガラスを見つめて一人で喋っている変な女の子が目に入りました。
私たち...入れ替わってる!?
イレイナとサヤさんが合流したことでお互いが入れ替わっていることに気がつきました。箱を開けてしまったイレイナがこのカオスな状況を元に戻そうとしていることを知ったサヤさんは、「今のぼくはイレイナさんですから実質僕もする!」という謎理論でイレイナを手伝うことになります。
瞬殺される骨董堂
近くの店で暴れていた骨董堂のメンバーを捕らえてボスの居場所を聞き出したイレイナとサヤさん。次のカットではボスまで捕まえてました(仕事早すぎ笑)。しかし、町中で金を巻き上げているメンバー全員を捕まえることはできまいと勝利宣言をするボスでした。
20年ぶりの再会
ボスが勝利宣言をした直後、フラン先生とシーラさんが現れ、街で暴れ回っていた骨董堂は全員片付けたとの報告が入りました。街の人々を元に戻す方法を聞き出し、この事件は解決しました。
しかし魔女4人を同時に敵に回すことになるとは、なかなか不運ですね。
あなたもう気付いているでしょう
事件解決の翌日、街の人々にかかっていた呪いは解け、イレイナとサヤさんも無事元の体に戻りました。魔法統括協会の面々が先に帰ったあと、フラン先生はイレイナに自分の師匠のことを話始めました。そしてイレイナに影響を与えた人物がだれなのか、本当はもう気付いているのでしょうとも。
何度目かの別れ
フラン先生の言葉に対し、イレイナは「いつか私が、それを見つけたら、私の自由な旅が終わってしまうような気がするんです。」と返しました。フラン先生は咎めることなくいつもの笑顔で「忘れないで。私たちがあなたを愛してやまないことを。」と言い残し、イレイナも少し素直な言葉をフラン先生に伝え何度目かのお別れをしました。
イレイナもまた一歩踏み出し、新しい旅路の幕を開けるのでした。
全体を通しての感想
原作を知っている私からすると、かなりコンパクトにまとめたなという印象ですね。この話は小説の中でも内容が多い方なので要所要所をつなぎ合わせて1話にまとめた感じです(時間に余裕があれば2話構成にしてじっくり作っても良かったのかなとも思いました)。とはいえ、しっかり要点を抑えていたり、変顔や変態的行動を盛り込んだりと見所満載なので、かなり面白かったと思います。
アニメで描かれなかった内容を補足すると、サヤさんの変態的な言動でしょうか(正確にはシーラさんに暴露された形ですが)。「え、あれ以上まだあるん?」と思われた方、答えはイエスです。骨董堂のボスを捕らえた後、4人で街を散策していた(元に戻っているか確認するため)時、やけにおとなしいサヤさんに違和感を感じたシーラさんはうっかり「いつも『イレイナさんの×××を×××で×××』とか言ってるくせに」とサヤさんの伏字にしなければならない内容の発言を複数暴露してしまい、別の意味でカオスな状況になったりしていました。(アニメでカットされたのが実に惜しい)
他にも、イレイナとサヤさんが骨董堂のメンバーを捕らえた際、イレイナが逆パカと呼ばれる残虐でおぞましい拷問をして笑っていたり(サヤさんは引いていた)、イレイナ、サヤさん、ミナで同じ部屋に留まった際に展開されたカオスな会話などなど、アニメでカットされた内容はたくさんあります。時間の都合上仕方のないことですが、実に惜しいですね。
ギャラリー
さいごに
今回は「二人の弟子」ということで、またまた私の予想は外れました笑(次回は当たっている自信があります)。原作の中でもボリュームのある内容の話なのでカットされたシーンが多いのが実に悔やまれますね。
次回はいよいよ最終回です。アニメ化決定時から楽しみにしていた魔女旅がとうとう最終回を迎えるということで感慨深いと同時にめちゃくちゃ寂しいです。好きなアニメが終わってしまうたびに思うのですが、今後何を楽しみに生きていけばいいのか分からなくなってしまいます笑。まあ小説は比較的短いスパンで新刊が出てるので直近はそれを楽しみに生きていくことになりそうですな(最近15巻出ましたね)。ラジオも次回で最終回ということで、年明けは魔女旅ロスで精神状態が不安定になっているかもしれません笑(2期やりましょう!)。
<今後の展開の予想>
第9話 :遡る嘆き (正解!)
第10話:蘇る死者の楽園 (ハズレ!)
第11話:廃墟に蔓延る (ハズレ!)
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
OPテーマ「リテラチュア」
EDテーマ「灰色のサーガ」
【魔女の旅々】ついに伝説の魔女登場!アニメ10話の感想
どうもLibraです。
今回は10話の感想です。今回の話ではフラン先生とシーラさんが姉妹弟子であったこと、師匠があの方だったこと、さらに師匠の本名が初公開されるなど、情報量満載の内容だったと思います。それにしても弟子時代のフラン先生可愛すぎよな(*´ω`*)
アニメ10話あらすじ&ネタバレ
魔法統括協会への依頼
師匠であるシーラさんからとあるブツを「自由の街クノーツ」へ届ける仕事を依頼されるサヤさん。ちょろい仕事でお金がもらえるということで意気揚々とクノーツへ向かうサヤさんでした。
毎年の恒例行事
シーラさんは休暇をとりフラン先生のもとを訪れていました。この二人はかつて姉妹弟子として同じ師匠の元で修行をしていたことが明かされます。弟子時代は仲の悪かった二人ですが現在は年に一度、一緒に旅行をするのが毎年の恒例行事となっているようです。
弟子時代のフラン先生
弟子時代のフラン先生は秀才タイプの少女で魔法の才能にも恵まれていました。飄々とした師匠に振り回されながら魔女修行の旅をしていたわけですが、そんな師匠に影響されてか、なかなか癖の強い魔女に成長しましたね。弟子時代のフラン先生かわええ(n回目)
弟子時代のシーラさん
ある日、師匠は弟子をもう一人とることをフランに告げます。それが当時孤児だったシーラさんでした。当時のシーラさんは魔法を独学で学んでいて魔女見習いでもなかったですが、フラン先生にも引けを取らない魔法の才能がありました。とある出来事がきっかけで弟子入りすることになりますが、フランとは事あるごとに衝突し、喧嘩ばかりしていました。ちなみにこの時からバリバリのヤンキー姉御気質でした。(かわいい)
伝説の魔女ことヴィクトリカ
フラン先生とシーラさんの師匠こそ有名な冒険譚を執筆したあの人です。イレイナやフラン先生に(性格的に)大きな影響をもたらしたと思しき言動がいくつも見られ、この親(師匠)にしてこの子(弟子)ありと言った感じでしたね。ちなみに本名がアニメで初公開されたということでめちゃくちゃ驚きました。ニケというのはペンネームだったんですね。
魔法統括協会への依頼(時系列的にこっちが1回目)
魔法統括協会からの依頼でヴィクトリカ、フラン、シーラの三人は「自由の街クノーツ」を訪れました。仕事内容は「骨董堂」とばれる強盗団を捕まえる事です。骨董堂の構成員に魔法を使えるものはいませんが、魔法と同等かそれ以上の力を引き出せる特殊な道具を所持しており、魔法統括協会クノーツ支部の魔法使いたちを翻弄していました。
ちなみに現在サヤさんがクノーツへ向かっているところですが、サヤさんが請負った仕事もクノーツからの依頼だったりします。(次回のネタバレになるので深くは言及しませんが)
しくじったら破門よ!
クノーツ支部からの仕事をフランとシーラに託したヴィクトリカ。「しくじったら破門よ♡」と笑顔で言われるフランとシーラでしたが、「自分が骨董堂の連中を捉えて、こいつを破門にしてみせる」と企み、笑みを漏らすのでした。
力を合わせて骨董堂を一網打尽に
最初は互いの足を引っ張りあっていたフランとシーラでしたが、最後は二人で協力し骨董堂を一網打尽にしました。アニメオリジナルでゆりゆりシーンが入っていたのが素晴らしかったです。
二人の魔女名
魔女修行が終了し、フランは髪が黒いことから「星屑の魔女」、シーラは髪が輝いていることから「夜闇の魔女」という魔女名を与えられました。 二人は離れていても一緒ですよ!という安直なメッセージが込められています。魔女修行の終了に伴いヴィクトリカの旅も終わり、ヴィクトリカとフランは故郷に戻り、シーラは魔法統括協会で働くこととなりました。
一方その頃イレイナは
ニケの物語の聖地巡礼として「自由の街クノーツ」へ向かっているイレイナ。サヤさん、フラン先生とシーラさんも同じくクノーツへ向かっているところで次回に続きます。
全体を通しての感想
今回はまさかの5巻の内容ということで、私が楽しみにしていた蘇る死者の楽園の話はとりあえずアニメ化されないことが確定してしまいました。とはいえ今回の内容も次回の内容も面白くなるのは分かってるのでいいんですけどね。
フラン先生とシーラさんの弟子時代の話でしたが、私の感想を簡潔に表現すると「フラン先生可愛すぎ!」の一言に尽きます。原作でのキャラデザもとても可愛かったですがアニメでもその可愛さが余すことなく表現されていて私は歓喜してしまいました。5巻の内容はアニメ化すると思ってなかったので嬉しい誤算でしたね。さらに師匠の本名が判明し原作勢にとっても情報量が多い回になったと思います。
骨董堂が使っていた道具について補足すると、クノーツから港ひとつを経由した先にある島国から持ち込まれたものです。この道具は本来、島国の外に持ち出すことは禁止されていましたが、その国を訪れたことがありそのことを知っていたヴィクトリカは、当時知り合ったその国のお偉いさんに回収した道具を送り返しています(勿論、謝礼をよこす旨を書いた手紙を添えて)。ちゃっかり魔法統括協会からだけでなく島国からもお金を受け取っていたヴィクトリカさん流石です。
ギャラリー
さいごに
まさかの5巻の内容ということで私の予想は見事に外れました笑。 蘇る死者の楽園をアニメで観たかった願望もありますが、4巻の内容全てすっ飛ばして5巻の内容をアニメ化するとは少し予想外でした。まあ、アニメの展開を考えるとこの話持ってくるのが妥当なんですかね。というか、少し前のリレーインタビューで今後の話は1話完結って言ってませんでしたっけ(私の勘違いかもしれませんが)。次回の内容はほぼ確定していてガッツリ今週の続きになりますよね。まあ別にいいんですけど。
来週の内容はネタバレになるので詳しくは語りませんが、満を辞して新キャラがでます(しかもキャラ濃いです)!アニメの序盤から存在が確定してますがこのタイミングで初登場です。なかなかカオス(笑)になると思うので楽しみにしましょう(^_^*)
さて、今回も予想した今後の展開の答え合わせをしていきましょう。次回の予想が外れる確率は99%です笑。
<今後の展開の予想>
第9話 :遡る嘆き (正解!)
第10話:蘇る死者の楽園 (ハズレ!)
第11話:廃墟に蔓延る (ほぼハズレ確定!)
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
OPテーマ「リテラチュア」
EDテーマ「灰色のサーガ」
【魔女の旅々】魔女旅屈指のトラウマ回!アニメ9話の感想
どうもLibraです。
今回は9話の感想です。Twitterで予告が公開された時点で話題になってましたね。なんといってもアニメ魔女旅では初の注意書きが必要になるほどの内容です。私も今週の放送は特に楽しみにしていたので、気合を入れて感想を書いていこうと思います(=゚ω゚)ノ
補足ですが、苦手な方もいらっしゃると思うのでグロ画像はこの記事では取り扱っていません。下にスクロールする際の心配は不要です。
アニメ9話あらすじ&ネタバレ
金欠で腹ペコになっている魔女はそう、私です
時計郷ロストルフという国で、イレイナは金欠と空腹に悩まされていました。そんな時、超短期間で大金を稼げるというチラシを見つけ、その仕事の依頼主の元へ訪れるのでした。
薫衣の魔女エステル
イレイナに勝るとも劣らないほどの天才魔女であり仕事の依頼主。仕事内容は、10年前のロストルフに一緒に来てもらい、特殊な指輪を使って魔力を共有させてもらうことでした(10年前に遡った時点でエステル自身は魔力を使い果たしてしまうため)。
同じく若くして魔女になった天才肌のイレイナとマウントを取り合っている様子は、今回の数少ないお笑い?ポイントです。
二丁目殺人鬼
二丁目殺人鬼というロストルフでは有名なシリアルキラーは、エステルさんの幼馴染で名をセレナさんといいました。
セレナさんは外出中、家に押し入った強盗に両親を殺害されてしまいます。生き残ったセレナさんは叔父に引き取られるも、そこで酷い虐待を受け、心に闇を抱えるようになりました。そんな生活に耐えられなくなったセレナさんは叔父を殺害します。これをきっかけに人を殺める快楽を覚えたセレナさんは次々に殺人を繰り返すようになりました。
しかし今から3年前、他国で魔法の修行を積み魔女となったエステルさんに捕らえられ、処刑されました。
10年前のロストルフへ
自分の手で親友を処刑したことを後悔しているエステルさんは、時間を遡る魔法を研究していました。10年前に戻りエステルさんの両親を強盗から守れば、エステルさんは殺人鬼になることもないと考えたのです。
二丁目殺人鬼の真実
10年前のロストルフに戻ってきたイレイナとエステルさんは魔法が解ける1時間までに、セレナさんの両親を強盗から守るために行動を開始しました。
エステルさんはセレナさんの両親を家から連れ出し、家で強盗を待ち伏せするイレイナでしたが、いつまで経っても強盗は現れません。事件が金目当てでなく両親を狙った怨恨の可能性と、指輪から魔力が吸い上げられていることに気づいたイレイナはエステルさんのもとへ向かうことに。魔女と強盗では勝負にならないだろうと考えていたイレイナでしたが、現場をみて言葉を失いました。
そこには血塗れになって倒れているセレナさんの両親とエステルさん、そして刃物を持ったセレナさんが立っていました。二丁目殺人鬼の正体はセレナさんだったのです。
愛情が憎悪に変わる瞬間
セレナさんは叔父から虐待を行ける以前から両親からも虐待を受けており、エステルさんが知るよりずっと前から壊れていました。もとよりエステルさんのことを親友だとすら思っていませんでした。
満身創痍のエステルさんはこれに激怒しセレナさんを殺す勢いで攻撃し始めます。彼女に友人を2度も殺させまいと指輪を外すイレイナでしたが、エステルさんはセレナさんとの思い出を対価に魔力を生成し、そのままセレナさんを殺害しました。ちょうどその時、1時間が経過しイレイナとエステルさんは10年後の世界へ送還されていきました。
何もできなかった自分の未熟さを思い知る
逃げるようにエステルさんの家から飛び出したイレイナは、何もできなかった自分の未熟さを痛いほど思い知りました。自分はただの旅人でただの魔女であり、何でも出来るわけでもなければ、上手くやれるわけでもありません。目の前で人が殺される惨劇を目の当たりにした恐怖で、知らず知らず涙を流してしまうのでした。
全体を通しての感想
今回はかなりハードでしたね。私はある程度グロ耐性がある方ですので大丈夫でしたが、原作以上にグロ要素がモリモリで、話が重いというだけではなかったように感じました。 特にセレナさんを殺したシーンですが、原作では絞殺(しかもちょうどタイムリミットだったので死んだかどうかは曖昧)だったのに対して、アニメでは完全に首チョンパだったので、原作を読んで内容を知っていた私でもビビりました。
今回の一件は普段飄々としているイレイナも動揺せざるを得ず、逃げるようにその場を立ち去り泣いてしましました(まだ十代なので当然でしょう)。ほんの一時間前までは金は欲しいが働きたくない、10年前には興味本位で行く、などと言っていましたが、そんな態度が取れる余裕は完全に壊されてしまったようです。この一件を通してイレイナは自分の未熟さを思い知りますが、それ以上に恐怖を感じていたんだと思います。目の前で首チョンパしている場面に遭遇すれば誰だってトラウマものでしょう。魔女とはいえイレイナはまだ十代ですからね。最後の涙の理由は「自分の未熟さを思い知ったから」とも捉えられなくはないですが、私個人の感想としては、ただただ恐ろしくて泣いていたのかなと解釈しています。
そしてエステルさんは10年前から戻った後、死んでしまったのでしょうか。結論から言うと原作を見る限り死んでないっぽいです。とはいえ、元々貧血気味だった上に刺されているので死んでしまっても全然不思議ではありませんが。アニメではピクリとも動かず死んでいるかのような描かれ方でしたが、普通に話してましたし、原作的な表現をするなら、ただぼんやりして無気力になったのかなと思います。
ギャラリー
さいごに
今週の内容はかなりハードでしたが、製作陣の意気込みというか力の入れようをひしひしと感じました。3話4話とは比べ物にならないくらいダークな話で、あらためて魔女旅のジャンルの幅広さを思い知らされましたね。
さて、前回予想した今後の展開の答え合わせをしていきましょう。ちなみに次回の予想は一番はずれる自信があります笑。
<今後の展開の予想>
第9話 :遡る嘆き (正解!)
第10話:蘇る死者の楽園
第11話:廃墟に蔓延る
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
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EDテーマ「灰色のサーガ」
【魔女の旅々】姉御系魔女シーラさん登場!アニメ8話の感想
どうもLibraです。
今回は8話の感想です。不穏なタイトルで身構えてしまう方も多いかもしれませんが、6話、7話に続きコメディ回となっていますのでご安心(?)ください。さらに前回同様、登場人物に変態が紛れ込んでいます。魔女旅って変態キャラ多いですよね笑。
アニメ8話あらすじ
切り裂き魔が出没する国
今回イレイナが訪れた国は人形を特産物とする国で、国中に人形が飾られている少し不気味な印象の国でした。この国では現在、「切り裂き魔」なる通り魔が出没していて巷を騒がせていました。
夜闇の魔女シーラ
「切り裂き魔」の事件を調査するため、魔法統括協会から派遣された魔女が「夜闇の魔女」シーラさんです。ぶっきらぼうで男勝りな性格をしていて、ボケに回るキャラが多い魔女旅の世界では、貴重なツッコミキャラです。ちなみに、我らが百合炭の魔女サヤさんの師匠でもあります。
人形店の店主
「人形さしあげます!」の看板につられて一件の人形店に入るイレイナ。そこで目にしたのは、目に大きなクマが刻まれている怪しい店主と大量の人形でした。その店主は、みんなの喜ぶ顔が見たくて手作り人形を(無料で)プレゼントしているとのことでした。イレイナには、この立派なボランティア精神を理解できなかったようです笑。
切り裂き魔の次の被害者となったのはそう、私です
宿を取って風呂に入り日記を書き読書の最中で寝落ちしてしまったイレイナ。顔を洗って鏡を見ると自分のヘアスタイルがロングからショートへと転身していることに気付きました。髪は女の命と言います。「切り裂き魔」が奪っていたのは女性の髪だったのです。
闇オークションへ討ち入り
髪をバッサリ切られ意気消沈するイレイナでしたが、犯人を地獄で後悔させるため、シーラさんの捜査に同行することに。「切り裂き魔」が奪った髪を利用して作っている人形が「闇オークション」で売買されていることを掴んだシーラさんとイレイナは、(魔女だとバレないよう)ローブではなくドレスを身に纏い、「闇オークション」へ赴くのでした。
変態を確保し事件解決!
「闇オークション」で切り裂き魔と対峙するイレイナ。犯人は人の喜怒哀楽の表情を見て興奮する困ったちゃんでした。確保に関しては魔女二人の連携でつつがなく行われ、無事事件は解決しました。
全体を通しての感想
ひとまず「私です」言ってくれて嬉しいですね。イレイナらしさを感じる台詞で好きです。そんな自他共に認める美しい容姿のイレイナですが、自分のロングヘアを大切にしているらしく、髪をバッサリ切られた際には相当ショックを受けてました。小説でも犯人に死刑を要求していたりと、いつもの冷静な態度と打って変わって、飛躍した思考をしていました(ちなみにシーラさんによると、髪を切っただけなのでさほど重い罪にはならないだろうとのこと)。
そして人形店の店主ですが、小説と比べて圧倒的に変態度が上がっているように感じました。小説でもビジュアルや魔女名などは明かされておらず、想像の範疇に止まっていたのですが、うえしゃまの迫真の演技と、いかにもやばそうなビジュアルが調和して、アニメではかなり濃いキャラに仕上がっていましたね。
ギャラリー
さいごに
今週はいろんなイレイナの表情がみれてうれしかったですね。シーラさんや人形店の店主など濃いキャラクターも登場し、タイトル詐欺と思えるくらい賑やかな回になったと思います。そして次回はこの雰囲気とは一変して重い話になる...と言われています(下記の記事を参照)。楽しみですね。
アニメももう終盤と言うことで、今後の展開を私なりに予想してみました。
第9話 :遡る嘆き
第10話:蘇る死者の楽園
第11話:廃墟に蔓延る
第12話:ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語
「魔女の旅々」リレーインタビュー 窪岡俊之監督「そこに確かな世界があると感じてほしい」
魔女のラジ々~配信するのは、そう、私イレイナです!~
OPテーマ「リテラチュア」
EDテーマ「灰色のサーガ」